「生徒と教師がSNSで友達になってはいけない」とする米ミズーリ州の州法が、一時施行停止差し止めになった。「言論の自由を侵害する」という同州の教師組合の訴えを受けて、裁判所が決定した。 この州法は、Facebookなど非公開のコミュニケーションができるWebサイトで、教師と生徒が友達になることを禁じている。生徒を教師による「性的な不品行」から守ることが目的で、8月28日から施行される予定だった。 だがミズーリ州境職員組合(MSTA)は、この法律が教師の言論の自由や結社の自由などを侵害するとして、裁判所に差し止めを申し立てた。裁判所は26日に、この法律の施行を180日間停止すると決定した。 裁判所は、教師はソーシャルメディアを主なコミュニケーション手段の1つとして使っているとし、問題の州法は教師と生徒の保護者とのコミュニケーションを禁じ、言論を萎縮させるとの見方を示した。 これにより当面、ミズ