カフェの窓から見える景色にはいろいろなものがある。大通りが見えたり、夜景が見えたり、海が見えたり。人はカフェで、何かを見たい生き物なのだ。景色で味が変わるのだ。 そんなカフェに「造船所」が見えるカフェがあった。海でもなく、ビル群でもなく、船だ。その船も完成品ではない。作っている途中の船だ。ぜひ、そのカフェに行ってみようと思う。
先日札幌に行ったとき、10年近く前に自分が関わらせてもらった「北郷通こ線橋」を見に行ってきた。鉄道を跨ぐ鋼コンクリート複合橋だ。ほぼイメージ通りに、とてもきれいに仕上がっていた。設計や施工に関わった方々の熱意が伝わってきて、感激した。 特に階段工は苦労しただけに、何度も昇り降りして細部まで見入った。限られた用地の中で地上と橋上をつなぐ難しい立体パズルを解くために、側道上に円弧を描いた桁を建築限界ぎりぎりに張り出して、何度も議論とシミュレーションを重ねた記憶がある。階段の踊り場は、鋼桁とコンクリート桁の接合部がばっちり見ることができるので、マニア的には最高のスポットになっている。そんな需要はないかもしれないけど。まぁ結果的には、最新の技術を導入したこの橋を特徴づけるいいアクセントになったんじゃないかな。 かなり地味な橋だけど、いろんな人のいろんな想いが詰まってる。
マンホールから出られないスズメ マンホールから出られないスズメのアップ 現場に到着してみると、道路の真ん中に大きな下水のマンホールがあり、フタにある小さな穴からスズメが顔を出しています。相談者を含め近所の方数名が、不安そうにスズメを見つめています。ある方は、スズメがひかれないよう、通行する車に注意を呼びかけています。 助けるには、マンホールのフタを開けるしか手立てはありません。しかし、残念ながらすぐやる課はそうした道具を持っていません。知恵を借りようと東京都の鳥獣保護担当に問い合わせてみましたが、「どこからか入ってきたのですから、そこから出て行くはずです。」との答えでした。そこで、最後の手段として東京都の下水道局に事情を話し、フタを開けてもらうようお願いしたところ、幸いにも「分かりました。30分で行きます。」との返事をいただきました。 しかし、そうしている間にもスズメは衰弱していき
今日は久しぶりに髪を切って、町田に買い物に行って、と盛りだくさんな日なので、朝から早起き。 取りあえず中央林間に行く。ここには、IBMの頃から懇意にさせていただいている床屋があるのだ。とは言え、取りあえず朝ごはんを…と言うわけで駅前のマクドナルドに入る。そこで面白いものを見た。 男の子3人が1組と、女の子3人が1組いた。それぞれ兄弟、姉妹のように見える。で、各組が食べ終わった後の片づけの戦略が面白かったのだ。 . 女の子3人組の場合。 長女風の子が、3つのトレーを重ねて1つにし、全部のゴミを1つのトレーに集める。で、それを持って「さ、行くわよ」とばかりに立ち上がる。が、流石に3人分のゴミ。席を立って手近のゴミ捨てに運ぶ段階で結構ボロボロと落ちる。 「ごめん、拾って」 次女風の子がゴミを拾っては燃えるごみの口に放り込んでいく。その頃長女は飲み物をばらして、氷を捨ててフタやストローは燃えないゴ
<ガムテープ案内文字、修悦体って> 2003年、JR新宿駅の大規模な切替し工事の際、構内の案内文字が多くの人の目を引きつけました。 いわゆるゴシック体ながら、印刷とは異なり、しっかりと目立つ。でもちょっと個性的。近づいてよく見るとその文字はなんとガムテープらしきものを切り張りして作られていました。案内文字は、ブログやメディアなどで紹介され、話題となりました。この文字の作り手が、駅構内の警備員佐藤修悦さん。問い合わせの絶えないわかりづらい駅の案内をする仕事上でのアイデアであり、素材(色)の妙や、修悦さんのゴシック体への強いこだわりから生まれたのが、テープで作られた文字(修悦体)です。 そして2007年、判りやすくかつ独特なゴシック体が、工事中の日暮里駅に再び現れました。修悦さんの作る文字は更に魅力的に。今も駅の大切な案内として活躍しています。 (2007/10) ▼わりと最近の修悦体
銀座・和光。交差点に面したウィンドウには、世界的にその名を知られている超有名なディスプレイデザインが施されている。 「世界的に」というのは誇張でもなんでもなく、日本政府が自国を世界にPRするビデオでも紹介されているほどだ。 今回、そんな和光さんのディスプレイを制作している工房にお邪魔することができたので、社会科見学のつもりでいちいち「ほうー」と感心してきました。 (乙幡 啓子) 造形のプロの現場へ 私はなにぶん不勉強なため、和光のディスプレイというものをそれほど今まで意識せずにいたのだが、日本中のウィンドウディスプレイの冠たる地位にあり、お手本であるのだということは下の写真を始め、後に紹介するWebサイトをご覧いただけばわかるだろう。
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