Renovateはアプリケーションで使用している依存ライブラリを更新するためのPull Requestを自動で作成してくれるソフトウェアです。 柔軟な設定が可能で便利な反面、設定項目は150以上と非常に多く、思い通りに設定するのが難しい場合もあります。 意図した通りに設定するためには、それぞれの設定項目が、どのタイミングで適用されるかを知る必要があります。 そのためにはRenovateがどのように実行されるのかを知るのが有用です。 そこで本記事では、Renovateの内部実装を読みながら処理の流れを見ていきます。 対象のバージョンは執筆時点で最新の v36.19.2 です。 なお、筆者はRenovateの開発に関わる人間ではありません。本記事の内容は筆者がドキュメントやソースコード、実行時のデバッグログなどを読んだ上での理解に基づいています。誤りがありましたらご指摘いただけると幸いです。