運が良かったやつがこの世に生を授かり、 地面に足が着いた。 勝手に始まったから、そこには終わりがある。 始めたわけじゃないから、終わりを決める必要はない。 右に曲がろうと、左に曲がろうと、 道をどっちに行こうと、 そこで成り行きと言わず 道よりをすることは 次の道を曲がるときに決める 選択肢のヒントを得るだろう。 個は集になりそれが大衆と化した。 大衆はやがて分衆となり、 個の集まりは その真ん中をぽっかりと、 空けてしまった。 島国という性質なのか、 外から入った渡来文化を 我こそはといち早く手に入れようとする。 それを自分なりにデザインした作品を 自慢する文化が生まれた。 だれかが始めれば、それに続いて 他の誰かも始めるから 彼らは外に眼を向けることばかり気を使っていた。 外へ外へ外へと。 そうすることで、 人は第三の眼を必要とした。 その第三の眼は、 外に眼を向けることができるので