東洋経済の今週号、扉ページで慶應の池尾先生が興味深いことを書かれている。 【以下要約】 国債がこれまで低金利で順調にさばけてきたのは、純金融資産の五割を使って 民間が保有してくれているためである。残りの五割にしても、公的年金などが 保有しているわけだから、大部分を国民が保有しているという計算になる。 だが高齢化が進む中、いつまでも貯金として寝かされたままになっている保証は ない。誰かが国債を売るには、別の誰かが買うことが必要だ。 極端な話、ある日みんなが現金を必要とする状況になっても、 それは既に存在しないかもしれない。 そんな事態にならないとしても、このペースで国債を刷り続ければ、10年もしない うちに国内に買い手はいなくなるから、同じ状況が出現することになる。 たまに、内国債だから心配ないというようなことを言う人がいる。 それは借金の借り手と返し手が同じならそうだろう。自分で使い道を決
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