「グノシー上場」徹底分析! 予想PERは異次元の5241倍、適正な株式流動性、個人投資家の大きな関与が効いた稀有なケース 業績見込みの精査をさらにしっかり行う必要がある ところで、昨年12月にIPOした、モバイルオンラインゲームの開発・運営及び配信を行っているgumi(グミ)が、3月5日に大きく業績下方修正を行ったり、今年1月に約30億円の銀行融資を受けていたこと、3月27日には、従業員の希望退職を発表するなど、大きく混乱を極め、IPOマーケットに対する不信感が募りつつあります。 今回のことはすべて適時開示(タイムリーディスクロージャー)と言われ、上場会社は投資家に対して平等、正確、適時に行うことが求められており、上場審査の過程でその社内体制が構築されているかのチェックが行われます。仮に虚偽記載の場合は刑事罰や損害賠償の対象となります。 そういった意味では、適時開示の社内体制を審査する主幹