前半はこちら。 「98年の世代」について 前篇 さて、4組と他のバンドの違いは分かったが、この4組それぞれを比較してみるとどうだろうか。歌詞を見てみると、本当に一括りにされてるのかって思うぐらい違いが各所に見える。 NUMBER GIRLは都会に溶け込む少女達を溶け込めない自分と比較して羨ましがり、中村一義は群れを成す群衆を否定し、あくまでも我が道を行こうとする。そんな「孤高」という言葉が似合う2組と比べ、「君」を設定して夢を語り合うくるりと、若者を代弁したような描写が目立つスーパーカー。1st時点では前者の2組に比べると唯一無二感は一歩劣るか。 しかし向井は2ndでは都会に溶け込む決意をするし、逆にくるりは周囲ではなく自分の怒りに音楽を全て委ねる。 図鑑 アーティスト: くるり,岸田繁,佐藤征史,KONIYANG,ジム・オルーク,根岸孝旨,ナカコウ 出版社/メーカー: ビクターエンタテイ
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