『紫陽花革命』。勤め帰りの男性は、アジサイの花を空に突き上げ「再稼働反対」を叫んだ。=22日夕、首相官邸前。写真:田中撮影= 原発を動かそうとする「ほんの一握りの特権層」と、再稼働に反対する「圧倒的多くの国民」。22日夕、この図式を象徴するような出来事が首相官邸前で起きた。 時系列で述べよう。エセ右翼が正午過ぎから官邸前の歩道で街宣活動を始めた。リーダー格の男性によれば、麹町警察署に「午後8時まで集会を開く」と届け出ているという。午後6時から始まる金曜恒例の再稼働反対集会(主催:首都圏反原発連合)を妨害する意図がありありだ。 官邸前交差点の“一等地”をわずか10人のエセ右翼が占拠した。「放射能は健康によい」「原発事故が起きる確率は飛行機事故よりも少ない」…子供だましにもならない演説を続けた。 Twitterなどによる呼びかけで集まった大勢の市民たちは脇で待った。午後6時には1万人を超えてい
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