メキシコ戦のゴールで岡崎は代表通算35得点。「『オレは守備よりも攻撃の選手だ!』というのを見せたかった」とコメントした。ドイツ1部マインツへの完全移籍が決まり、この夏から合流することとなった。 試合に負けたのだから、喜ぶことなんて出来ない。 それでも、コンフェデレーションズカップのメキシコ戦、岡崎慎司が右足で遠藤保仁のクロスを押し込んだ意味を、見落としてはならない。 「誰でも決められるゴール」 「遠藤に助けられたゴール」 そんな簡単なフレーズで片づけられてしまいそうなあの一撃に、岡崎の1年が詰まっているのだ。 ブラジル戦から3日後、イタリア戦の前日、試合を控えているときにはあまり景気の良い話をしない岡崎が、記者の目を見て、こう断言した。 「次からはもう、全部右足でいくっていう意識でシュートを決めます」 メキシコ戦ではこの宣言通りに、右からのクロスを右足でシュートを放ち、ゴールを揺らしてみせ