Macintoshが30周年を迎えた。ほぼ同じタイミングでSONYがPC事業を売却することを発表した。偶然のような必然である気がしてならない。 かつてVAIOは希望だった。紫色の薄いノートPC(PCG-505)が出たのは1997年の11月だった。私は社会人1年目で、右も左も分からないまま、営業活動に没頭していた頃だ。当時、IT業界を担当する営業グループが、商談の際にプレゼンをする必要があり、薄くて軽いノートPCが必要とされ、VAIOが導入された。クールな端末を持ち歩いているだけで、そのグループの人たちが羨ましく感じた。 しかし、それはすぐに絶望に変わった。数ヶ月して、熱で端末が反ってきたのだという(※1)。あり得ない。ただ、品質面には大きく問題があるわけだが、前向きに捉えるとしたならば、いち早くクールなWindowsのモバイルノートを投入したかったということなのだろう。 その後、さらに絶望
![出井さんは「VAIOは壊れやすい」と語った SONYのPC事業撤退劇(追記あり)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5c5ccd8e43f892ea96f1cf06a7c0b53000332ec9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fagora-web.jp%2Fcms%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F02%2F51fyHHUzZzL._SL160_.jpg)