残業をゼロにするため、2020年までに1000億円を投資する──。働き方改革が求められる中、日本電産・永守重信会長兼社長によるこの発表は、大きな注目を浴びた。「モーレツ」を代名詞とする同社の永守会長はなぜ、このタイミングで大きな決断を下したのか。そこには、真のグローバル企業になるうえで生産性向上が欠かせないという危機感があった。ベストセラー『生産性』の著者であり、マッキンゼー・アンド・カンパニーで人材育成のマネジャーを務めた伊賀泰代氏が、その真意に迫る。(写真/太田未来子) 『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』2017年7月号 より、1週間の期間限定で抜粋版をお届けする。 目標は生産性の向上 残業ゼロは手段にすぎない 永守重信(ながもり・しげのぶ) 日本電産 代表取締役会長兼社長 1944年、京都府生まれ。職業訓練大学校(現・職業能力開発総合大学校)電気科卒。1973
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