「クリックされないサイトに価値は宿らない」――JAL、3年半ぶりのHP刷新に託した意図:大企業のWebサイト構築法(1/3 ページ) JALが3年半ぶりにホームページを刷新した。Web経由で航空券やホテルの予約拡大を狙い、顧客ごとに情報を切り出して提供できるガジェットや自動推薦エンジンを取り入れた。Yahoo!などのポータルサイトにならったレイアウトに変更するなど、細部の作り込みにもこだわった。 日本航空(JAL)のホームページは、月間400万人のユーザーが訪れる情報ポータルサイトだ。その10%に当たる40万人が、航空券の予約やホテルの申し込みにホームページを使う。 2008年12月、JALは約3年半ぶりにそのホームページを全面刷新した。ホームページ経由による航空券やツアーの申し込みを増やすことが狙いだ。そのために会員/非会員を問わず、サイト内の回遊率を高める仕組みの構築を模索していた。