サーバ仮想化とストレージ・エリア・ネットワーク 導入する企業が増えてきたサーバ仮想化ですが、仮想マシンが複数のサーバ間を移動しても継続してデータにアクセスできるように、ストレージ・エリア・ネットワークの使用が必須となっています。その代表的な構成にファイバチャネル・ファブリックがありますが、以前はある問題を抱えていました。 サーバやストレージがファイバチャネル・ポートを通してファブリックに接続される際に、それぞれのポートが持つ固有のポート名(64ビット)をファブリックに渡して、アドレス(24ビット)を割り当ててもらいます。重要なデータを守るために、このポート名やファブリック・アドレスを用いて規定外のサーバからはアクセスできないようにする必要がありますが、ここに2つの問題があったのです。 問題点1:ストレージへのアクセス制御 サーバ仮想化のメリットとして、I/Oデバイスを複数の仮想マシンで共有