インメモリ製品「Oracle Coherence」、証券システムに採用:東証の新システム稼働で要求レベルアップ 日本オラクルは12月11日、同社のインメモリ・データグリッド製品「Oracle Coherence 3.4」がインタートレードが開発した証券会社向けトレーディングシステムに採用されたと発表した。東京証券取引所が2010年1月に次世代システムの稼働を目指していて、そのシステムに接続する証券会社のトレーディングシステムも高速化が求められていることが背景にある。 Oracle Coherenceは複数サーバで仮想的な共有メモリ領域を実現することで、大量データの高速処理を可能にする製品。2007年3月に米オラクルが買収を発表した製品で、国内では2007年9月から日本オラクルが展開している。欧米でもOracle Coherenceの顧客の多くは高速なトランザクション処理が必要になる金融機関