ツムラは仮想化技術を使い、サーバー統合を実施。137台のWeb/アプリケーションサーバーを12 台に集約するなど、サーバー費用を7割近く削減した。仮想化によりハードとソフトを分断し、長く使い続けられるインフラを構築した。「ハードの変更にソフトが引きずられる」という課題と決別することが狙いだ。仮想化技術を駆使して、ディザスタリカバリ(DR)システムの構築にも挑戦する。コスト削減に加えて、戦略的なインフラを構築したアイデアが高く評価され、準グランプリを受賞した。 「10年たっても使い続けられるインフラを作りたい」。情報技術部の佐藤秀男 部長は、仮想化技術を使ったサーバー統合の狙いをこう語る(図1)。 同社がサーバー統合を本格化したのは2008年のこと。137台のWeb/アプリケーションサーバーを12台に統合。サーバー費用を68.2%削減するなどコスト削減効果を上げてきた。一般に、仮想化によるサ
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