ダイヤルアップルータやブロードバンドルータ(以下「ルータ」と総称)には、PCにログを転送する機能を持っているものが多い。この機能を使えば、ログを調べるためにいちいちルータにアクセスする必要がなくなるので便利だ。ここでは、その方法について説明する。 まず、ルータがログをPCに送信するように設定する。筆者が使用しているマイクロ総合研究所のNetGenesis OPT90の場合、Webブラウザでログ転送の設定ができる。この設定に関しては製品によって異なるので、詳しくはそれぞれの機種のマニュアルを参照していただきたい。 続いて、Linuxでログを受信する設定を行う。Linuxでルータのログを受信するには、syslogの設定を変更する。大抵のディストリビューションは、syslogの設定を/etc/syslog.confで行う。ルータのログを受け取る設定は、以下のようにすればいいだろう。