「パソコン(PC)のプラットフォームは登場から30年近くたち、その限界にきている。新しいプラットフォーム、簡単に使えるもの、そしてモバイルファーストの時代になっている。グーグルのCEO(最高経営責任者)のときからこのことは強調していたが、いまやトップレベルのプログラマはモバイルアプリから作る。最も優れたベンダーはモバイルサービスから提供していく」――。 2011年9月1日、サンフランシスコで開催された米セールスフォース・ドットコムのイベント「Dreamforce 2011」に米グーグルのエリック・シュミット会長が登壇(写真1)。セールスフォースのマーク・ベニオフCEOとの対談を通して、これまでのIT業界の足取りを振り返りつつ、今起こっている変化と将来を展望した。 「ユーザーは複雑なシステムを作る必要はない」 米サン・マイクロシステムズ(米オラクルが買収)のCTO(最高技術責任者)、米ノベル
ウルトラハイエンドGPU「Radeon HD 6990」搭載の最強ビデオカード(関連記事)は、今もあまり値下がりすることなく7万円前後で売られている。 日本人でも買うには勇気がいる価格の製品であり、中国人ならなおさらのこと、買うにはハードルが高いのは容易に想像できよう。 実際、7万円だと都市部の住民でも2ヵ月分かそれ以上の給料が必要となる。もちろん、これまで中国ではハイエンドの製品はほとんどのPCユーザーにとって無縁なものであった。 そんなRadeon HD 6990搭載の最強ビデオカードが中国でおそろしいほど売れている。なんでも、電脳街のASUSTeKやGIGABYTEなどのパーツメーカー代理店には、Radeon HD 6990搭載ビデオカードを十個~数十個まとめて購入する客がしばしばやってくるのだとか。 その原因はオンラインゲームセンターと化したインターネットカフェの競争激化でもなけれ
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