学校に忍び込み、大量の机などを盗み出していた28歳の男に判決が言い渡された。 「教室を再現するためには30台必要だった」 自転車で何往復もし、学校の備品を自宅まで運んでいた男。何が男をそんな行為に駆り立てたのか、裁判で明らかになった。 法廷では落ち着きなく 静岡地方裁判所 この記事の画像(13枚) 2月、静岡地裁で開かれた初公判。被告の男(28)はスウェット姿で法廷に現れた。裁判官が名前を尋ねると、きちんと答えたものの、話しながら足を落ち着きなく動かしていた。 裁判官: 大丈夫ですか。よろけていましたが、座りますか? 被告: 大丈夫です。緊張していまして 男は専門学校を卒業後、介護の職についた。静岡市内の賃貸の一軒家に1人暮らしをしていたが、その家の2階に大量の机や椅子、学校の備品を盗んでは運び込んでいた。 罪状は建造物侵入と窃盗。起訴内容に争いはない。 被告の自宅から押収した品(静岡中央