敗戦からの復興を遂げ、経済発展へと繋げた時代。暮らしに豊かさがあふれた時代。そして、バブル崩壊とともに、未来への不安を抱くようになった時代・・・NHKのアーカイブス映像に残るのは「きょうよりもいいあす」に希望を抱き、生きてきた人たちの姿だ。テレビが伝えた“あすへの希望”を軸に時代を象徴した出来事や人物を改めて取材。いま課題となっている問題を見つめ直し、私たちは今後どう歩んでいけばよいのか探る。 「自分の歌を子どもたちが合唱するなんて、一番驚いているのは僕自身」。福山さんがそう語る「クスノキ」は2014年の発表以来、「平和の歌」として多くの人に歌い継がれ、学校の授業でも使われている。原爆で焼かれても再び芽吹き、希望や平和の象徴となった「被爆クスノキ」と長年向き合って曲が完成するまでの誕生秘話。いまだ世界では核の脅威が去らず暴力の連鎖が続く中、「歌の力」でメッセージを届けることの意味を聞く。
