7日のニューヨーク外国為替市場は、この日発表されたアメリカの雇用統計の内容を巡って投資家の見方が分かれ、円相場は乱高下しています。 7日のニューヨーク外国為替市場は、この日発表されたアメリカの雇用統計で失業率が前の月より悪化したことから、アメリカの景気の先行きに慎重な見方も出て、ニューヨーク外国為替市場では、円を買ってドルを売る動きが出ました。 このため円相場は、およそ2か月ぶりに1ドル=94円台まで値上がりし一時、1ドル=94円98銭をつけました。 ただ、同時に発表された景気の現状を示す指標とされる農業分野以外の就業者数の伸びは市場の予想をやや上回ったこともあり、その後、ドルを買って円を売る動きも出て、一時97円台まで戻すなど不安定な値動きになっています。 市場が、このような方向感の定まらない動きを見せているのは、今回の雇用統計を受けてアメリカ経済の先行きや、アメリカの今の量的緩和が縮小