以前、「現代ビジネス」にYouTube上で展開される「マンガ動画」のノベライズが2021年に入って次々刊行されている、という記事を寄稿した。 それ以外にもYouTube発、またはYouTuberによる小説が書店を賑わせている。 と言ってもUUUMに所属しているようないわゆるYouTuberが小説を書いているわけではない。トークと企画で勝負するバラエティ番組的なYouTubeチャンネルではない、物語を提供する動画チャンネルも2010年代後半以降、人気を博している。 YouTubeは今やマンガや映画、小説と並んで、作家がストーリーを届ける場としても成熟してきている。 のみならず、作家や作家志望者がYouTubeに大挙するようになるかもしれないという、日本の小説投稿サイト/出版業界に影響を与えうる可能性も、このトレンドは示唆している。 小学生に人気「クロネコの部屋」発の小説 とはいえ、まずはどん