明日、セミナーで論文を紹介するのでクラゲの眼の勉強をしていました。先週のNature(VOL 435, 12 MAY 2005, pp201-205)に出ていたものです。 我々と同じようなレンズを持った「カメラ眼」を持っている動物としては、軟体動物(貝の仲間ですね)のイカやタコが有名ですが、実はクラゲにもきちんとしたレンズを持ったカメラ眼を持ったものがいるのだそうです。(これは、意外と古くから知られていることらしいのですが、無知な私は知りませんでした。^^;) そもそもこうしたカメラ眼で取り込まれた画像情報は、それを処理する優秀なコンピューターである発達した中枢神経系(脳)がないと意味がないと考えられていますので、中枢神経系を持たないクラゲがカメラ眼を持っていても使いこなせないのではないか、というのがこれまでの「常識」です。しかし、この先研究が進むとこの常識はひっくり返る可能性があるかもし
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