環境問題を理由に米Apple社のサプライチェーンであるアルミ・マグネシウムダイカストのノートPCボディメーカー、台湾Catcher Technology社が、江蘇省蘇州市の工場で10月中旬、操業停止に追い込まれたということは前回、このコラムでお伝えした。Appleのサプライチェーンが中国の製造拠点で周辺環境を汚染しているという中国の環境団体による指摘を、中国の国営テレビ局、中国中央電視台(CCTV)の人気時事番組が取り上げた後、中国のネットやメディアには「毒蘋果」、すなわち「毒リンゴ」という表現が瞬く間に拡大した。問題を取り上げたのが中国共産党中央の背景を持つCCTVだったことから、Appleが中国の環境や市民の健康を犠牲にして、iPhoneやiPadで巨額の利益を挙げていると攻撃することを、当局も容認した証ではないかとの見方が、Appleのサプライチェーンを多く抱える台湾で広がった。 そ
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