今回取り上げるのは,ほとんどのユーザーが読んでくれないのに,用意しなければならない“悩ましい”ユーザー・インタフェース(UI)部品――「(長めの)文言」――すなわち,注意事項などの説明文です。 どんなシステムであろうと,熟練ユーザーのみを対象にしない限り,何かしらの「説明文」は必須です。RIA(Rich Internet Application)の場合も例外ではありません。特に,RIAの「わかりやすさ」や「直感的に操作できる」という特性を活かせば活かすほどユーザー層が広がるので,「万が一」のためにも何かしらの「(長めの)文言」を表示する必要性が高まります。 この課題に対する秀逸な解決法を,全日本空輸(ANA)の「ANAパスポート」を例に説明してみましょう。日程/出発地/到着地の三情報を選択して,「空席照会」をクリックしたときに表示される「ご注意/ご案内」パネルに注目してください。 航空券は
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