MadlibによるYesterdays New Quintetの変名プロジェクトによる新作は、Jim O'Rourkeの新作と同様に、1曲40分に渡る長大なジャズ作品だ。 とは言えここでは曲の長さには大した意味は無く、複数の小品を1曲に繋げてみたといった軽い感じ。 音の方は実にオーセンティックなスピリチュアル・ジャズで、レイドバックした雰囲気が非常に心地良い。 Madlibのジャズへの偏愛は今に始まった事ではないが、それにしてもこの作品にはヒップホップの要素が全く聴こえない。 敢えて言うなら鳥の囀りや川のせせらぎ、落ち葉が舞う音などの自然音のサンプリングが随所に散りばめられている点程度(それもあらゆるジャンルで使い古された手法だが)で、キックの弱いビートはジャズのそれそのものだ。 無知故の勘違いかも知れなのだけれど、最近どうもポップミュージックにおけるジャズの存在感が大きくなってきているよ
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