就職活動系のサイトを見ると、掲示板に「出版業界に入るには、どんな対策をしたらいいですか?」なんて質問が書かれていることが多い。 そこでは、業界のことなど何も知らないくせに、一言多い頭でっかちなガキどもが、失礼、就職に対して夢と希望で一杯の若人たちが、頭をひねって議論をしている。 エントリーシートの書き方、一般教養対策、面接での立ち居振る舞い、はたまた受かる人物の学歴・人となりまで。 しかし、たいてい、一番大事なことが書かれていない。 出版業界に入るために一番大事なこと。 それは「どこかに受かるまで、受け続けること」である。 そんなの当たり前だよ、と思う学生もいるだろう。 だが、実際に活動が始まれば、それが当たり前でなくなる。 それが出版業界だ。 大手の出版社の書類選考で全滅した、筆記試験がなかなか通らない、面接でいつもキツイことを言われてうまくいかない。 理由は様々だが、この業界を途中であ