冤罪の黒人2人、39年ぶり釈放=警察強要の証言撤回で−米 【ニューヨーク時事】米中西部オハイオ州で1975年に起きた強盗殺人事件で死刑判決を受け、服役していた黒人男性2人がこのほど有罪を取り消され、21日、釈放された。NBCテレビが関係者の話として伝えたところでは、冤罪(えんざい)による服役としては米国で最長という。 自由の身となったのはリッキー・ジャクソンさん(57)とウィリー・ブリッジマンさん(60)。同州クリーブランド地区のセールスマンを射殺し、金を奪ったとされた。有罪の決め手となる証言をした53歳の男性=当時13歳=が2013年になって、警察に強要されたとして証言を取り消した。 同州では78年に死刑が廃止されるなどしたため、2人は終身刑になった。(2014/11/22-09:56)2014/11/22-09:56