日本政府の努力もむなしく、ISIS(通称“イスラム国”)に拘束されていた日本人二人が殺害された。まずは亡くなられた後藤健二さん、湯川遥菜さんに哀悼の意を表したい。 無残な結末に衝撃冷めやらぬ一方、ISISに日本人構成員がいるという情報も飛び交っている。 「週刊文春」2月5日号では29歳の日本人女性がイスラム系フランス人夫とともに渡航したと報じており、2/3発売の週刊SPA!においても、日本人構成員についてさらに詳しく掲載している。 だが、さらに仰天するのは「日本人を偽って」渡航する集団がいる可能性があるというのだ。ISIS支配地域での取材を行ったジャーナリストの鈴木美優氏は、次のように語る。 「日本人戦闘員がいるという話は、現地で何度も耳にしました。私もヌスラ戦線の戦士から、『日本人戦闘員が13人来ていて、半分はヌスラ戦線、半分はアフラール・シャームに割り当てられた』と聞いた。『こんなヤツ