9月7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で、2020年の夏季オリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決まり、15日に国会決議が可決されました。これらをどう考えるのか、スポーツ議員連盟のメンバーで文部科学委員の宮本岳志衆院議員に話を聞きました。 五輪精神の実現に努力 国民に強制の素案 修正迫る ―2020年の夏季五輪の東京招致について、日本共産党は反対してきましたが、開催決定をどう考えていますか。 宮本岳志衆院議員 東京開催決定にさいして市田書記局長が談話で私たちの考え方を明らかにしています。一つは、IOCの総会で決まった以上、「総会決定を尊重し、スポーツを通じて国際平和と友好を促進するというオリンピック精神の実現に努める」という見地です。同時に、「東京招致については、内外からさまざまな不安と疑問の声が出されており、無条件の信任ではない」ということです。 もともと、東京招致をめぐっ