矢野経済研究所は10月14日、「オタク市場に関する調査結果」を発表した。分野別に2009年度のオタク市場を見ると、前年度より市場規模を拡大させたのは「恋愛シミュレーションゲーム」「オンラインゲーム」「電子コミック」「コスプレ衣装」「同人誌」「フィギュア」「アイドル」市場だった。 中でも前年度比83.0%増の86億円と大きく伸びたのが、恋愛シミュレーションゲーム市場。矢野経済研究所では「コナミのラブプラス人気や、最近2~3年ほどの間の女性をターゲットとした携帯電話向け恋愛シミュレーションゲームのユーザー数増加により、2009年度から急拡大している」と分析している。また、ブロードバンドの普及や端末の高機能化で、電子コミック市場は同29.8%増の422億円。SNS上で展開されるソーシャルゲームの急成長により、オンラインゲーム市場も同17.2%増の2131億円と好調だ。 「あらゆる産業が、リーマン