昨年円安局面の終わりを予想したワカバヤシ・エフエックス・アソシエイツの若林栄四代表取締役は、来年初めにかけて1ドル=100円台を割る円高を見込む。米国をはじめ世界経済はデフレで、米国株は「暴落前夜」とみる。 日柄や黄金分割を用いたチャート分析に基づく大局的な相場分析と予測で知られる若林氏(72)は2日のインタビューで、「金利で為替など動いていない。日本だってマイナス金利にした途端に大円高になった」と指摘。「バズーカが効いたというのは、ドルが上がる局面にあったから。今円高局面に入っているのにマイナス金利にしても円高になる」と語った。 若林氏は、過去に1995年の超円高や2012年のドル・円相場の大底の予想を的中させた。昨年9月のインタビューでは、今後「黒田バズーカでやったことは全部裏返ってくる」とし、株高・円安の反転を予想した。昨年6月に13年ぶりとなる125円台を付けたドル・円相場は、昨年