飛距離の伸びが注目される米ツアーだが、パットが重要な要素であることに変わりはない。パットに型なしというが、名手たちに共通する要素はないのか? 統計的データ分析の専門家であるゴウ・タナカが、パッティングの名手と言われるプレーヤーを分析した。 名手たちの共通点はなにか?パッティングとはなんだろうか。まずは、数式で表してみよう。 パッティング=ストローク×セットアップ×グリップ×パター×距離感×ライン読み 数式化できない「ライン読み」という要素が入ってくることで、シンプルなパッティングが複雑なものになる。しかし物事には多かれ少なかれ必ず優劣が存在する。今回も統計的データを用いて分析してみた。 R160(超一流選手は、インパクト時にシャフトと左腕が作る角度が160度以内に収まる)と同じように、データ上、他を圧倒する数値を出しているプレーヤーがいないかをまず見つけ、そのプレーヤーたちに共通点があるか