2017年の全米オープンの最終日は強風が吹きすさぶタフな1日となったが、優勝したケプカ、2位タイになった松山英樹は、ともにその中でスコアを伸ばしてきた。主役となったこの二人、そして下位ながら健闘した小平智にはある共通点がある。現地で取材したプロゴルファー・中村修がレポート。 「チーム松山」一丸となって、メジャーの舞台にピークを“持ってきた”2017年の全米オープンは初日から「記録」が続出する展開でした。初日は44名がアンダーパー。リッキー・ファウラーの出した7アンダーも初日の最少スコア。続く2日目は世界ランクトップ3が予選落ちを喫しました。 そんな中、初日2オーバーと出遅れた松山英樹も、2日目7アンダーで82位から8位タイにジャンプアップし、優勝争いに加わります。 初日出遅れた松山は二日目を7バーディ、ノーボギーの「65」と爆発。一挙に優勝争いに加わる 3日目の主役はジャスティン・トーマス