2017年の「TOTOジャパンクラシック」は最終日、連覇を狙うフォン・シャンシャンと鈴木愛の一騎打ちの展開。最終的にフォンに敗れたものの、世界ランク4位のフォンから「なぜアメリカでプレーしないの?」と言われるほどの冴えを見せた、鈴木愛のショット力に注目した。 プレッシャーの中でも崩れないのは大きい体重移動あればこそ最終日のバックナイン。優勝争いの土壇場で、ピンを差し続けたユーティリティ、そしてアイアンショットの数々は、鈴木愛のショット力がワールドクラスであることを証明するようだった。 タラレバだが、ターフをしっかり取ったダウンブローで奥から寄せたパー5の12番、手前2メートル強につけた13番パー3のふたつのバーディチャンスをものにしていれば優勝にも手が届いたと思わせるほど、ショットはキレていた。 「最終日の優勝争いでも体がよく動いてるという印象でした。鈴木プロのスウィングは、テークバックで