「子宮頸がんワクチンに公費助成を」と、土屋了介医師(右から2人目)や女優の仁科亜季子さんらが立ち上がった=東京都中央区の国立がんセンター(写真:産経新聞) 子宮頸(けい)がんを予防するワクチンが昨年末、日本でも接種できるようになった。10歳以上の女性なら誰でも接種できるが、5万円前後の費用がかかるのが課題。そのため医療関係者らを中心に、特にワクチンの効果が高いとされる中学生相当を対象とした公費助成を求める声が高まっている。(佐藤好美、津川綾子) 【写真で見る】子宮頸がんで早世した坂井泉水さん、弔問は絶えず 「ワクチンは女性への神様からの贈り物。子宮頸がんは、女性にとって一生大きな傷を残す。1人でも多く接種して」 今月2日、国立がんセンター中央病院(東京都中央区)で開かれた子宮頸がんに関した会見の場で、かつてこの病に苦しんだ女優の仁科亜季子さんが強く訴えた。子宮頸がん対策は最近、大きく