前編に引き続き、データセクション代表取締役の橋本大也氏が自身の経験から考察した、ソーシャルネットワークを企業の知識経営に役立たせるための10の理論について紹介していきたい。 友達を作るなら150人まで? 前回、構造的空隙の理論のところで橋本氏が「人脈は量より質が重要」と強調したことを紹介したが、同様に仲間は増やせば増やすほど良いというわけではないという理論が、5つ目となる「適正規模150人説」だ。 この150人という根拠は、英国の霊長類学者であるロバート・ダンバー氏がさまざまな地域や組織で人間がどれぐらいの規模の集団で生活しているかを調査した結果、現代の人間が共同生活できる適性規模を150人程度と結論付けたことによる。軍隊や企業のプロジェクトチーム、宗教組織などでも150人が効率的な機能単位とされ、個人的なつながりや信頼関係を維持する上での適性規模というわけだ。 人は、1000人も1万人も
![新しい「人脈力」をつけるための10カ条(後編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/85113d4bb2c431660f53980e7ff8d2b87f72c532/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fenterprise%2Farticles%2F0812%2F18%2Fl_jinmyaku4.jpg)