CEDECではゲーム開発技術の周辺領域について取り上げ、開発者の交流や知見の共有を進める取り組みが行われています。その一環として開催されたのが「co-locatedevent」です。ブロードバンド推進協議会、情報処理学会が参加し、二日間で9セッションが開催されました。 本稿では、その中から「センサーネットワーク、ビッグデータが変えるゲームの形/eスポーツグラウンドの試み」についてレポートしましょう。講師はエウレカコンピュータの犬飼博士氏と、スポーツ21エンタープライズの三ツ谷洋子氏。犬飼氏がゲーム側からeスポーツにアプローチする一方で、三ツ谷氏が既存スポーツの側からeスポーツにアプローチするという、立体的な議論が展開されました。 ■eスポーツのゲーム文脈からの飛翔 はじめに犬飼氏はeスポーツの概要と日本の現状について整理しました。狩猟/採集社会では格闘技、農耕社会ではサッカーなどの球