北朝鮮が寧辺の核施設で抽出したプルトニウムを使って製造した核爆弾の小型化に成功、中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ)搭載用の核弾頭を製造し、北部の地下施設で保管しているとの情報を米韓情報当局が得ていることが31日、分かった。 北朝鮮は日本のほぼ全土を射程に入れるノドンを多数実戦配備しており、事実であれば日本にとって深刻な脅威となる。 国際研究機関「インターナショナル・クライシス・グループ」北東アジア事務所(ソウル)のダニエル・ピンクストン氏が関係政府当局者の話として明らかにした。 同氏は地下施設の具体的な場所について、平安北道、慈江道、両江道の3つのノドンミサイル基地近くである可能性を指摘した。 【用語解説】ノドン 旧ソ連製の地対地ミサイルのスカッドC(射程500キロ)を基に北朝鮮が開発した中距離弾道ミサイル。1993年5月末に日本海に向け発射実験を行った。改良を重ねて射程を