八王子夢美術館で「土門拳の古寺巡礼」展を観てきました。土門拳記念館の設計は谷口吉生、中庭の彫刻はイサム・ノグチ、 銘板・年譜は亀倉雄策、造園設計・オブジェは勅使河原宏と、そうそうたるメンバーが参加して建てられました。世界で初めての個人の写真展示館として、昭和58年(1983)10月に開館しました。 酒田の「土門拳記念館」へ行ったのは、2008年3月のことでした。僕は、小雪が舞う中、ホテルからタクシーで記念館まで行きました。記念館を見ている時には小雪も止んで、池の周りも散策できたのですが、帰るのにバス停でバスを待っていたら、大粒の雹が降ってきて、見る見るるうちに駐車場一面に霙が積もってきました。バスが来る頃にはなんとか雹も止んだのですが、一時はどうなることかと、冷や汗ものでした。土門拳記念館のいい思い出です。 土門拳は、「きらいなものはいくら金を積まれても撮らない。そのかわりいったん気に入っ