クラウド型情報記録ツールを提供する米Evernote(エバーノート)のフィル・リービンCEO(関連記事:エバーノートCEO シリコンバレー流を大いに語る!)は2014年5月27日、東京都内で開催した自社イベントで講演した(写真1)。「ツールを通じて知的労働がよりスムーズに、楽しくなるようにしたい」と述べるなど、情報共有を通じた業務効率の改善について熱っぽく語った。 Evernoteの累計ユーザー数は1億人を突破したばかりである(同社のブログ)。リービンCEOは「1億人もの方々に我々の製品に触れてもらっているのはすごいことだが、残りの70億人ぐらい使っていないユーザーがいる。まだまだこれからだ」と話した。 利用拡大の鍵を握るのが法人用途だとした。リービンCEOは「Evernoteのユーザーは個人契約が圧倒的に多いが、実は3分の2のユーザーがビジネス用途で使っている。この用途をもっと広げていき