ドバイで躍進するブティック型投資銀行 JBpress(日本ビジネスプレス)（2010年12月7日付 英フィナンシャル・タイムズ紙） ドバイの政府系コングロマリット（複合企業）の債務リストラは多くの銀行にとって苦痛だったが、助言業務に特化した独立系の銀行やブティック型投資銀行には仕事の鉱脈をもたらした。 金融危機に至るまでの数年間に中東湾岸諸国を大勢のバンカーで溢れ返らせた欧米の大手投資銀行が十分な仕事をなかなか見つけられずにいる中で、複数のブティックが湾岸諸国にオフィスを新設した。 利益相反のない助言が人気、大手の苦戦をよそに賑わうブティック ドバイのコングロマリットの中で最も規模が大きく、最も深刻な苦境に陥ったドバイワールドは、ロスチャイルドの助言を受けている。 一方、ドバイ政府は、UBSのベテラン幹部だったケン・モーリス氏が2007年に創業したモーリス・アンド・カンパニーの助言を受けている。ラザードはドバイ・ホールディングのプライベートエクイティ部門に起用さ
