オージス総研の菅野洋史氏と大村伸吾氏によるプレゼンでは、オブジェクト指向プログラミングの斬新な学習手法が紹介された。「開発プロセスを支えるのはエンジニアリング!」と菅野氏が力強く語るように、オブジェクト指向プログラミングをギリギリまで突き詰めることで、オブジェクト設計を見直す。それが狙いだった。題材となったのは、2008年末に刊行されたばかりの『ThoughtWorksアンソロジー』(オライリー)の中から、Jeff Bay氏の執筆による「オブジェクト指向エクササイズ」という一篇。同書は、マーティン・ファウラーが主席技術者を務めるThoughtWorks社によって編まれ、翻訳をオージス総研がプロデュースするオンラインマガジン「オブジェクトの広場」が担当した。 「オブジェクト指向エクササイズ」とは? 「オブジェクト指向で開発している」と言う人は多いが、果たしてそれは本当にオブジェクト指向か?