衆院選で大勝した民主党は社民党と国民新党との連立政権を組む道を選択。今週、いよいよ政権交代が具体的な形となる首班指名と組閣が実施される。 政権交代で日本の政治の何が変わるのか。「民社国政権」の課題は何か――。日経ビジネスオンライン「ニュースを斬る」の執筆者でもある龍谷大学経済学部の竹中正治教授と、外交・安全保障問題を専門とし、政界にも広い人脈を持つ東京財団の渡部恒雄上席研究員に語ってもらった。 竹中 今回の選挙で民主党が地滑り的な大勝利を収めたことは、小泉純一郎首相が衆議院を解散した2005年の「郵政選挙」とよく比較されます。だけど、私が気になるのはその解釈です。 小泉さん的な「新自由主義」「市場原理主義」に国民がノーを突きつけた、とよく言われる。民主党の人もそう解説しますしね。でも、この解釈はおかしいと思う。 そもそも日本に「市場原理主義」などという政治勢力があるとは思わない。小泉内閣で
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