職場でも家庭でも、人は自分の役割があり、気がつけばそれをこなすことに一日が費やされています。 そんなルーティンワークのような日常に、ふと「これが私の望んだ人生だろうか?」「本当にこのままでいいのだろうか?」という疑問が頭をもたげることはありませんか? 今回は、その答えを求めて世界を旅した富山県のある女性の話です。 彼女の見つけた答えとは? ◆ 死を意識した時、人は生の重みを実感できる その女性とは阿川幸子さん(仮名・35歳)。 旅した国は、タイ、トルコ、カンボジア、チリ、ボリビア、ペルー、メキシコ、ヨルダン、ベトナムなど15カ国を超えています。きっかけは、ある異色な職業経験からでした。 以下、阿川さん自身が語ったことです。 ***************************************** 納棺師(のうかんし)――。永遠の旅立ちのために故人に衣装を着せ、死に化粧を施し、遺体
