【阿弥陀経(1)】 「鬼滅の刃」が空前の盛り上がりを見せています。 この漫画にたびたび出てくるのが「阿弥陀経」です。 不死川玄弥が闘いの時に称えているのも「阿弥陀経」ですし、悲鳴嶼行冥の修行で滝に打たれる場面でも隊員たちが称えているのは「阿弥陀経」です。 「あれ、どんな意味なんだろう」と調べる子供もいると聞き、「鬼滅の刃」の力に感動しました。 なぜなら私は「阿弥陀経」に説かれていることを一人でも多くの人に伝えたいと思っているからです。 阿弥陀経とはお経の一つですが、お経とはお釈迦様が説かれた説法をお弟子が記録せられたものです。 お釈迦様が35歳の仏のさとりをひらかれてから、80歳でお亡くなりになられるまで45年間、説かれた教えを書き残したものですから、その数は膨大で、7千余巻に上ります。 その七千余巻の中でも特に重要なお経が三つありまして、その一つが「阿弥陀経」なのです。 数あるお経の中で