はじめに 私たちが提供しているSaaS型のWAFサービス、Scutum(スキュータム)では、今年の春に開発環境を物理サーバからEC2へ移行しました。より安い料金でサーバを使用するため、シンガポールリージョンでSpot Instanceを使用しています。価格が非常に安く、また変動幅も少ないことから、お買い得感のあるサーバをかなり安定して稼働させることができています。 今回はこのEC2に開発環境を移行する過程で気がついた、EC2(あるいは、他のIaaS型クラウドサービス)を使用する上で気をつけたい、クラウドのハードウェアについてまとめてみたいと思います。 開発環境の目的 EC2に構築した開発環境の主な目的はパフォーマンステストです。シグネチャのチューニングやエンジン部のコードの変更などによってシステムのスループットにどのような影響が出るのかを常に把握しておくため、安定した環境が必要となります。
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