電通とオプトは12月20日、資本・業務提携を強化すると発表した。電通はオプトの持ち株比率を引き上げ、筆頭株主になる。ネット広告市場の拡大を見込み、オプトのノウハウを活用するために連携の強化が必要と判断した。 現在、電通のオプト株式の持ち株比率は5.01%。電通は12月25日払い込みで新株予約権を行使した上で、1月21日~3月4日に株式公開買い付け(TOB)を実施し、1株当たり38万円で買い付ける。TOBが成立した場合、電通の持ち株比率は34.86%に上昇し、オプトは電通の持分法適用会社になる。電通はオプトに派遣する経営陣を増やす。 両社は2005年に資本・業務提携を結び、電通がオプトに出資した。電通はオプトのネット広告ノウハウを評価しており、連携効果を高めるために資本関係を強化し、オプトの経営に直接参加することにした。 今後、電通のクライアントへの営業体制をオプトと拡充。電通はオプトをイン