先週の月曜の朝(日本時間の夜)、リーマン・ブラザーズ破産のニュースが世界を揺るがした。この日ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のウェブサイトにアクセスした世界のビジネスマンは、もう一つの事件に気付いただろう。それまで有料だったWSJのサイトが、一部無料になっていたのだ。 主なニュースはほとんど無料で読めるが、金融業界のテクニカルな情報などに限って有料購読者のみが読めることを示す、鍵のマークがついている。これは昨年、WSJの親会社ダウ・ジョーンズを買収したニューズ・コーポレーションのCEO(最高経営責任者)ルパート・マードックの、アクセスを増やしてニューヨーク・タイムズ(NYT)に追いつくための戦略だ。有料サイトでは、検索エンジンからリンクされないからだ。 そのNYTも昨年、一部有料だった過去の記事やコラムを全面無料化し、ブログを設けるなど刷新した。最近できたTimes Topics
![ガラパゴス化が進む日本のウェブ - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d352a565eada27f8bf89ef7e07f99d08acde1f55/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2008%2F02%2F08%2F1527064%2Fl%2Fc162caa3f950720e.jpg%3F20200122)