トップバッターは、[id:nokuno:20090325]さんのSocial IME。Social IMEのコンセプト自体は知っていたのと、以前は入力研究をやっていたので、期待していました。Social IMEは基本的にはAnthyのエンジンを使っているのですが、予測変換部分を実装して組み込みましたよ、という話。予測変換となると、変換精度だけではなく、「何文字先まで予測するべきか」という問題が出てくるのですが、これを、予測入力時間が最小となるように(入力時間の削減量が最大となるように)決定する、というのが、とても「入力」という実用に沿っているように思います。応用分野で、目的に忠実にモデル化すると、これまでとは違った評価関数が出てきて、そこにオリジナリティーが出てくる、というのは、一つの理想的ストーリー。Anthyと予測変換の使い分けは、スペースを押すかTABを押すかで決定しているようです。