大相撲の横綱・日馬富士が平幕の貴ノ岩に暴行しけがをさせた問題で、日本相撲協会の危機管理委員会の調査に対し、相撲協会に提出された診断書を作成した医師が「頭のけがはあくまで『骨折の疑い』で、診断書を作成した今月9日の時点で相撲を取るのに支障がないと判断した」と話していることがわかりました。 貴ノ岩は九州場所を休場し、その理由を説明するため、今月9日に福岡市内の医療機関で作成された診断書を日本相撲協会に提出しました。診断書には、頭の骨を折るなどのけがで2週間の治療が必要と書いてあり、日本相撲協会の理事や外部の弁護士などで作る危機管理委員会は17日、診断書を作成した医師に聞き取り調査を行いました。 この調査に対して、医師は「診断書の『頭蓋底骨折、髄液漏れの疑い』という記述は、骨折と髄液漏れの両方を『疑い』と診断したものだ」と話したということです。そのうえで「CTに現れた線は、過去の衝撃などによって